読書習慣ゼロだった私が月10冊読めるようになった方法

生活・暮らし

「本を読もうと思って買ったのに、結局読まなかった」
——そんな経験、ありませんか?

かつての私は完全にそのタイプでした。
本屋に行くたびに「よし、読もう」と意気込んで2〜3冊買い、最初の数ページを読んだところで飽きて積ん読の山に加わる。
そのサイクルを何年も繰り返していました。

読書が続かない自分に罪悪感を感じながら、「自分には読書の才能がないんだ」と半ば諦めていたのです。

そんな私が、今では月に10冊以上のペースで本を読めるようになりました。
特別な記憶力や読書スキルを身につけたわけではありません。
ちょっとした「仕組み」と「考え方」を変えただけです。

この記事では、読書が続かなかった私が習慣化するまでに試行錯誤した実体験と、誰でもすぐに実践できる具体的な方法をお伝えします。
「読書を続けたい」「もっとインプットを増やしたい」と思っている方に、ぜひ読んでほしい内容です。


  1. 読書習慣が続かなかった本当の理由
    1. ①「読もうと思ったとき」に本が手元にない
    2. ②「1冊読み切らなければいけない」という思い込み
    3. ③「読む時間」を別途確保しようとする
  2. まず「読書のハードルを下げる」ことから始めた
    1. 目標を「1日1ページ」にした
    2. 「読み切らなくていい」と決めた
    3. 複数冊を同時並行で読む
  3. 読書を「すき間時間」に組み込む技術
    1. ①通勤・移動時間(最強のすき間時間)
    2. ②寝る前の10〜15分
    3. ③昼休みの15〜20分
    4. ④入浴中・トイレの時間
  4. 電子書籍を活用したら読書量が一気に増えた
    1. 電子書籍のメリット
    2. 紙の本と使い分けるのがベスト
    3. おすすめの電子書籍サービス
  5. 本の選び方——「読みたい本」を見つける3つのルール
    1. ①「今の自分が気になること」から選ぶ
    2. ②まず「はじめに」と「目次」だけ読む
    3. ③人に勧められた本・SNSで見かけた本を優先する
  6. 読んだ内容を忘れない「読書メモ」の作り方
    1. 読書メモのシンプルな方法
    2. 読書の目的を「覚えること」から「気づくこと」に変える
  7. 月10冊読むための具体的なスケジュール
    1. 私の1日の読書時間の内訳
  8. 読書習慣が日常にもたらした変化
    1. 語彙と表現力が上がった
    2. 考え方の「引き出し」が増えた
    3. スマホを見る時間が自然に減った
    4. 「自分の時間を大切にしている」感覚が生まれた
  9. まとめ:読書習慣は「才能」ではなく「仕組み」でつくれる

読書習慣が続かなかった本当の理由

読書が続かない人の多くは、「自分の意志が弱いから」「本が面白くないから」と思いがちです。
でも実際は、続かない原因は意志力でも本の選び方でもなく、「習慣化のための仕組みができていない」ことがほとんどです。

私自身が続かなかった原因を振り返ると、以下の3つに集約されます。

①「読もうと思ったとき」に本が手元にない

読書しようと思うタイミングは突然やってきます。
電車の中、寝る前、休憩時間——でも本が手元になければ読めません。
「家に帰ったら読もう」と思っても、帰宅後はスマホやテレビに時間を奪われてしまう。
これが最大の敗因でした。

②「1冊読み切らなければいけない」という思い込み

読書に対して「最初から最後まで読み切るもの」というイメージを持っていました。
途中で興味が薄れても無理に読み続け、苦痛になって本を閉じる。
そしてそのまま積ん読へ……。
このパターンに何度もはまりました。

③「読む時間」を別途確保しようとする

「今日は30分読書しよう」と特別な時間を設けようとすると、忙しい日や疲れた日はすぐに後回しになります。
読書のための時間を「作る」のではなく、すでにある時間に「組み込む」発想が必要でした。

これら3つの原因に気づいてから、読書への向き合い方をガラッと変えました。


まず「読書のハードルを下げる」ことから始めた

読書習慣をつくる上で最初にやったことは、「とにかくハードルを下げる」ことです。
「月10冊読む」という目標は最初からではなく、あくまで習慣が定着した結果として自然に到達したものです。

目標を「1日1ページ」にした

「1日30分読もう」「1週間で1冊読もう」という目標を捨てて、「今日は1ページ読めばOK」にしました。
1ページなら疲れた日でも、忙しい日でも必ずできます。
そして不思議なことに、1ページ読み始めると「もう少し読もう」となることがほとんどです。
最小ハードルを設定するのが、継続の最大のコツです。

「読み切らなくていい」と決めた

途中でつまらなくなった本は、迷わず別の本に切り替えることにしました。
「せっかく買ったのに」という罪悪感を手放すと、読書が一気に楽しくなります。
読書は学校のテストではないので、全部読まなくても何の問題もありません。
興味が持てた部分だけ読んで次に進む、という読み方に変えました。

複数冊を同時並行で読む

1冊を読み終えてから次に進むのではなく、ジャンルの異なる3〜4冊を同時に読み進めるスタイルにしました。
気分によって読む本を変えられるので、「今日はこの本の気分じゃない」で止まることがなくなります。
ビジネス書・小説・エッセイを並行して読むと、飽きずに続けられます。


読書を「すき間時間」に組み込む技術

読書のための時間を新たに作るのではなく、すでに存在する「すき間時間」に読書を組み込むことが習慣化の鍵です。
私が特に活用した時間帯と場面をご紹介します。

①通勤・移動時間(最強のすき間時間)

電車やバスでの移動時間は、読書に最適です。
スマホを見る代わりに本を開くだけで、1日15〜30分の読書時間が自然に生まれます。
週5日・片道15分の通勤なら、それだけで月に約12時間の読書時間を確保できる計算です。

ポイントは、常に本をカバンの中に入れておくこと
「今日は読む気がしない」と思っていても、電車に乗ってスマホを出す前に本を開くと、案外読み進められます。

②寝る前の10〜15分

就寝前はスマホを見るのをやめて、枕元に本を置く習慣にしました。
就寝前の読書はスマホのブルーライトよりも睡眠の質を下げにくく、リラックス効果もあります。
毎晩10分でも、月30時間以上の読書時間になります。

寝る前に読む本は「続きが気になりすぎる本」ではなく、比較的落ち着いたエッセイや短編集がおすすめです。
興奮してしまうと寝つきが悪くなるので。

③昼休みの15〜20分

お昼を食べながら、あるいは食後のひと息つく時間に読書を組み込みました。
スマホでSNSを眺めていた時間をそのまま読書に置き換えるだけです。

④入浴中・トイレの時間

防水カバーをつけた本やスマホ(電子書籍)を活用すれば、お風呂の中でも読書ができます。
1回の入浴で15〜20分読めるとすると、毎日続ければ月に約7〜8時間分の読書時間が生まれます。


電子書籍を活用したら読書量が一気に増えた

読書習慣をつくる上で、電子書籍の活用は欠かせません。
私が電子書籍を使い始めてから、読書量は明らかに増えました。

電子書籍のメリット

  • スマホ1台で何百冊も持ち運べる:重い本を持ち歩く必要がなく、いつでもどこでも読める
  • すき間時間に即アクセスできる:スマホを取り出して数秒で続きから読める
  • 夜暗くても読める:画面の明るさを調整すれば、電気を消した後でも読書できる
  • 新刊をすぐ購入できる:気になった本をその場で買ってすぐ読み始められる
  • セールで安く買える:KindleやKoboなどは定期的にセールがあり、紙の本より安く手に入ることが多い

紙の本と使い分けるのがベスト

「電子書籍は味気ない」という方も多いと思います。
私もそう感じていたので、完全に移行するのではなく、「すき間時間の読書は電子書籍、じっくり読みたい本・手元に残したい本は紙」という使い分けをしています。
電子書籍はあくまで読書のハードルを下げるツール。
紙の本の良さは別途大切にしています。

おすすめの電子書籍サービス

  • Kindle(Amazon):品揃えが圧倒的。Kindle Unlimitedで月額料金読み放題も使える
  • 楽天Kobo:楽天ポイントが使えてお得。楽天ユーザーにはとくにおすすめ
  • honto:紙の本と電子書籍のポイントが共通で使えるのが便利

本の選び方——「読みたい本」を見つける3つのルール

読書習慣が続かないもう一つの理由に、「面白い本に出会えない」があります。
「なんとなく話題だから」「ベストセラーだから」という理由で選んだ本が自分に合わず、途中で挫折した経験がある方も多いはずです。

私が本選びで大切にしているルールは3つです。

①「今の自分が気になること」から選ぶ

ベストセラーランキングよりも、「今自分が気になっていること」や「解決したい悩み」に直結した本を選ぶと、驚くほど読み進められます。
仕事のことで悩んでいるときのビジネス書、人間関係に疲れたときの心理学の本
——タイミングが合っている本は、吸収力が全然違います。

②まず「はじめに」と「目次」だけ読む

本を買う前(または読み始める前)に、「はじめに」と「目次」だけ読んでみましょう。
「この本、自分に必要な情報が書いてありそう」と感じた本は、本文も自然と読み進められます。
逆に目次を読んでわくわくしない本は、いくら評判が良くても後回しにして構いません。

③人に勧められた本・SNSで見かけた本を優先する

信頼している人から「これ面白かったよ」と勧められた本や、SNSで興味深い引用を見かけた本は、すでに「読みたい気持ち」が高まっている状態です。
このタイミングを逃さずすぐに手に取ることで、モチベーション高く読み始めることができます。


読んだ内容を忘れない「読書メモ」の作り方

「本を読んでも内容を忘れてしまう」という悩みはとても多いです。
読書好きの友人に相談したところ、「忘れても構わない。でも印象に残ったことだけメモすると全然違う」と教えてもらいました。
それから始めた「読書メモ」が、読書体験を大きく変えました。

読書メモのシンプルな方法

やり方はとてもシンプルです。
読んでいる途中で「これいい!」と思った文章や考え方があったら、スマホのメモアプリにさっと書き留めるだけ。
難しい要約は不要。
「へえ、そうなのか」と思ったことを自分の言葉でメモするだけでOKです。

読み終わった後に「この本から何を得たか」を一言で書いておくと、後から見返したときに「あ、そうだったな」と記憶が呼び起こされます。
完璧なノートを作ろうとせず、走り書きで十分です。

読書の目的を「覚えること」から「気づくこと」に変える

本の内容をすべて覚えようとすると、読書がプレッシャーになります。
でも「読んだ中から1つでも気づきがあればOK」と思うと、読書が一気に軽やかになります。
実際、1冊の本から得られるのは「たった1つの視点の転換」だけで十分な価値があります。


月10冊読むための具体的なスケジュール

「月10冊って、1冊3日ペースで読まないといけないの?」と思う方もいるかもしれません。
でも実際は、1冊のボリュームや読み方によって大きく変わります。

私の1日の読書時間の内訳

時間帯読書時間の目安
通勤(電車・往復)約30分
昼休み約15分
入浴中約15分
就寝前約15分
合計約75分/日

1日75分読めると、月間で約37〜38時間の読書時間になります。
一般的なビジネス書・エッセイは3〜4時間で読み切れるものが多く、月10冊は十分に現実的なペースです。

また、すべてを精読する必要はありません。
「とくに気になる章だけ読む」「結論部分を先に読む」など、自分に必要な部分を選んで読む「飛ばし読み」も活用しています。


読書習慣が日常にもたらした変化

月10冊のペースで本を読み続けて、日常にどんな変化が生まれたかお伝えします。

語彙と表現力が上がった

会話やメールの中で「あの言葉、なんて言うんだっけ」と詰まることが減りました。
さまざまな著者の文章に触れることで、自分の語彙や表現のストックが増えた実感があります。

考え方の「引き出し」が増えた

仕事や日常でちょっとした壁にぶつかったとき、「そういえばあの本にこういう考え方があったな」と思い出せるようになりました。
読書は知識の積み重ねというより、「思考の選択肢を増やすもの」だと感じています。

スマホを見る時間が自然に減った

すき間時間に本を読む習慣ができると、スマホでSNSを眺める時間が自然と減りました。
意識して制限したわけではなく、「本の方が面白い」と感じるようになったのです。
これは想定外の嬉しい副産物でした。

「自分の時間を大切にしている」感覚が生まれた

読書という自分だけのインプット時間を持つことで、「自分の成長のために時間を使っている」という充実感が生まれました。
忙しい毎日の中でも、本を読んでいる時間だけは完全に「自分のための時間」です。
この感覚が、日々の生活に小さな豊かさをもたらしています。


まとめ:読書習慣は「才能」ではなく「仕組み」でつくれる

読書習慣ゼロだった私が月10冊読めるようになって確信したのは、「読書は才能や意志力ではなく、仕組みとちょっとした考え方の転換でつくれる」ということです。

最初から10冊を目指す必要はまったくありません。
「今日は1ページだけ」
「電車の中でスマホの代わりに本を開く」
——そんな小さな一歩が、やがて習慣となり、気づけば「読書が当たり前の日常」に変わっていきます。

積ん読の本がある方は、今夜その中の1冊を手に取ってみてください。
最初の1ページが、新しい習慣の入り口になるかもしれません。

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